今回は、キンコン西野さんこと、西野亮廣さんの『新世界』の紹介です。
キンコン西野さんといえば、芸人で活躍する一方、『革命のファンファーレ』や『魔法のコンパス』など本も出版していますね。
この『新世界』では、西野さんが実際にこれまで体験してきたことをもとに「これからの時代」について、そして「これからの時代のお金のあり方」について語られています。
Amazonでの紹介文は以下の通りです。
「キミに必要なモノは『勇気』なんかじゃない。『情報』だ」
常に挑戦を続け、常に注目を浴び続け、本を出版すれば全作ベストセラー。
同世代を中心に圧倒的な支持を集め、自身が運営するオンラインサロンは国内最大。時代を牽引する革命家・西野亮廣が語る「一歩踏み出す為に必要な情報」とは?
そして、西野亮廣が見た『新世界』とは?
今、世の中で何が起きていて、二年後に何が起きるのか?
西野亮廣がキミに語りかける、“学校では教えてくれない”これからの時代の生き方。「大丈夫。まだ間に合う」
(引用:Amazon)
私がこの本を手に取った理由は、単純に西野さんのファンだったからです。
ちなみに、西野さんのファンになったのは『革命のファンファーレ』を読んだときです。
革命のファンファーレでは、これからの時代を生き抜くためのお金の使い方や広告戦略について語られていています。
今回紹介する『新世界』は
- これからの人生でお金の不安が消えない
- 新しいことにチャレンジしたいけど、周りと違うことをすることに不安を感じている
- 残業や休日出勤ばかりで、会社員を続けていくべきか悩んでいる
このような人に、ぜひ読んでほしい1冊です。
この記事を書いている私は、一度転職に失敗しています。
この夏に、失業手当を受給しながら「これからどうしようかな。お金なくなるな。とりあえずゆっくるするか。」と日々過ごしていたときに手にとった本が、この『新世界』でした。
現在は、縁があり在宅ワークとして勤務しています。
今思えば、当時は「正社員で働いてないなんて大丈夫?」という周りの目を気にして在宅ワークのことを周りに話せませんでしたが、この本を読んだことで「これで良かったんだ」と自信を持つことができました。
今回は、『新世界』の中で西野さんによって語られていたことを、私自身が感じたことを紹介していきます。
Contents
著者西野亮廣さんについて
まずこの本を書いている西野亮廣さんとは、お笑いコンビ「キングコング」として1999年から活動をされている芸人です。
はねるのトびらで一躍有名になりました。
この本の中では、はねるのトびら時代の裏話や世間からのバッシングのこと、そして失敗や成功の経験談が赤裸々に語られています。
現在の活躍の場は芸人にとどまらず、絵本作家として活動もしており、オンラインサロンも開設しています。
ツイッターでは、自身のオンラインサロンの情報や、Voicyというラジオの配信情報、ブログ情報などを発信されています。
キミは「笑う側」か、「笑われる側」か? by キンコン西野
https://t.co/p6jIAuDZTE— キンコン西野(吉本男前ランキング) (@nishinoakihiro) November 19, 2019
Voicy(ボイシ―)とは、音声でブログを楽しめるボイスメディアです。西野さんも配信されています。
興味のある方はこちらをクリック
『新世界』で述べられていた大切なこと3つ
『新世界』で西野さんが語っていたことの中で、私自身心を動かされたことについて、3つに絞って紹介します。
今までの働き方と、これからの働き方
まずやらなきゃいけないことは「お金は汚い」というイメージを捨てること。このイメージを捨てない限り、僕らは”挑戦できない身体”のままだ。
出典:西野 亮廣(2018年)
『新世界』KADOKAWA出版
本の中で西野さんはこのように話しています。
- 大学を卒業したら正社員として働くもの
- 汗水垂らして働いて得た給料こそ美しいお金である
- 「ネットビジネスで稼いでいる」「ブログで稼いでいる」と聞くとなんか怪しい
- 「お金が欲しい」と思うことがいけないことと思ってしまう
これは昔の私が思っていたことです。
今思うと、公務員の父親と銀行員の母親から「ちゃんとした会社で働きなさい」という教育をされてきたことも、このように思うようになったきっかけだったのだと思います。
毎日朝から夜まで9時間働くことが普通という考えが一般的ですが、西野さんはそのような時代はすでに終わり、新しい時代に入っていると述べています。
それは「貯信時代」です。
「貯信時代」では「信頼される人」が生き延びる
本の中で、西野さんは「お金を貯めた人」ではなく「信頼を貯めた人」がメリットを受けられる時代がきたと述べています。
たとえニートであろうと、Twitterでイケてる投稿を繰り返して、フォロワーの信用さえ稼いでいれば、お金を作ることができる。
出典:西野 亮廣(2018年)
『新世界』KADOKAWA出版
これは実際に私自身が自分の生活に当てはめてみて、「なるほど」ととても腑に落ちたことでした。
- 信頼をしている友人なら、何か頼まれごとをされたら助けてあげたいと思う
- 会ったことはなくても、フォロワーから信頼が厚い人が紹介している本や商品は買いたくなる
- 使ったことがないコスメでも、正直にレビューをしている人がすすめているアイテムは買いたくなる
TwitterやInstagramを見ていても、実際に有名人でもない人が世間から信頼を稼いで豊かな生活をしていたりします。
今までの一般的なお金の稼ぎ方である朝から晩まで汗水垂らし働く方法に、今は世間から信頼を稼いでお金に換金する方法がすでに追加されたことにまだ気づいていない人がたくさんいるということも、本の中で西野さんは語っています。
この本の中では、実際に信頼を稼いで生活をしている人の実体験も語られています。
「組織」よりも「個人」が働きやすい時代に入っている
これは、この本を読み終えて私自身が感じたことです。
もちろん、会社員として安定した人生を送ることも一つの選択肢としてありますが、現代は昔に比べて「個人の活動」が成果(お金)に繋がりやすい時代になっています。
Youtuber・インスタグラマー・ブロガー・オンラインサロンなど、個人の活躍を見る機会がここ数年でとても多くなりましたが、その中でお金を得ている人は(炎上商法を除いて)「信頼を得ている人たち」という共通点があります。
情報で溢れている時代だからこそ、「信頼される情報を発信している個人」に共感する人が集まってくるということです。
個人が働きやすい時代になったからこそ、その中で「信頼を稼ぐ」ということの重要性を、西野さん本人の実体験や知り合いの話を交えながら、分かりやすく解説してくれています。
『新世界』のまとめ
この本では、お金の稼ぎ方の変化や、これからの貯信時代を生きる方法を、西野さんが実際に体験してきたことや見てきたことが語られている本ですが、
なによりも、私が今まで生きてきた汗水垂らして働いてお金を稼ぐ世界から、今は信用を稼ぐという新しい世界に突入しているということを知ることができた本でした。
- 新しいことにチャレンジしたいけどお金がない
- 周りと違ったことをすると何か言われそうだし・・・
- やりたいことがあるけど、地道に働いで給料をもらっていた方が安定かな
このような悩みを抱えた人はぜひ読んでほしい1冊です。
なぜそのような思考になってしまうのかも西野さんが教えてくれます。
ちなみに、この本は無料公開されているので、興味のある方はこちらからご覧ください。
私は無料公開のことを知らず本を購入したのですが、おそらく無料公開を読んだとしても、この本は買っていたと思います。
キンコン西野さんが無料公開した本「えんとつ町のプペル」「新世界」は今も売れ続けてるらしい、無料公開してるのに。
私は新世界に関しては無料公開を知らずに本を買っちゃったけど、無料公開知ったとき「買っててよかった」と思った☺️
価値、信用のあるものには、みんなお金をかけるんだね☺️ https://t.co/35XQJEvSnF
— むうたま@ジョセイノミカタブロガー (@muutama1994) October 16, 2019
何か新しい挑戦をするときや、現状に悩んでいる時のためにそばに置いておきたい1冊となりました。
興味のある方はぜひ読んでみてください。
今回は以上です。