
このサイトを読まれている方は、これから結婚式を挙げる人がほとんどではないでしょうか?
今では「結婚式」といっても、ホテルの宴会場や邸宅風のおしゃれなガーデン付きハウス、更にはレストランでの結婚式など、たくさんの種類の結婚式場があります。
できることなら、一生に一度の結婚式を、自分たちが納得して決めた式場で当日を迎えたいですよね。
- 式場があくさんありすぎて絞れない
- 共働きで、お互い話し合う時間が取れない
- 相手が結婚式場選びに積極的じゃない
- 結婚式にこだわりがなくて選び方が分からない
こんな悩みを抱えるあなたに、元ウェディングプランナーが結婚式場の効率的な選び方のポイントやコツをお教えします。

プランナー時代、お客様とお話をしていると、「これから式場見学に10件以上行きます!」という人や、反対に「ほかの式場を選ぶのもめんどくさいからここでいいです」という人など、選びすぎてどこが良いかわからなくなってしまっている人や、こだわりがなくいきおいで決断しまっている人が非常に多くいらっしゃいました。
もちろん、いろんな式場見学に行くことも大切ですし、いきおいで選ぶことも一つの手段だとは思いますが、はっきり申し上げるともったいない選び方です。
結婚式場をたくさん見てしまうと、途中で「この結婚式場いいな…」と思ったとしても、最終的に「どこもよかったかも」とさらに悩んでしまう可能性があります。
また、いきおいで決めてしまうと、打ち合わせを進めていく中で何か自分たちにとって不都合なことがあると「もっと調べておけばよかったな…」と不安な気持ちになるかもしれません。
そして、式場選びは時間と体力をたくさん使います。
私自身、プランナー時代にほかの結婚式場へ見学へ行ったことがあるのですが、半日以上かかり、最後のほうはヘトヘトでした。
式場見学ですが、一つの結婚式場で2~5時間かかるところが多く、中には一日がかりでショールームや見積提示などをするところもあります。
この話を聞くと正直めんどくさいって思いますよね。少なくとも私は思います!
ただ、今回は先ほども申し上げたように「効率的な結婚式場の選び方」をお話するので、ポイントを理解し実践すれば、必ずスムーズに式場を選べます。
時間とお金は有限なので、できる限り効率的にスムーズに進められると、心にも余裕ができて結婚式にも前向きな気持ちで準備ができるはずです。
プランナー時代の経験や知識、そして最近の結婚式事情もを踏まえながら説明するので、ぜひこれからの式場選びで実践してみてくださいね。
- こだわりポイントが10つほどピックアップし、優先順位を決めましょう
- ネガティブなこだわりを見つけましょう
- 必ずその式場の先輩カップル体験記を読みましょう
ぜひ、このポイントを押さえて、効率的に式場をピックアップしてみましょう。
Contents
結婚式場の選び方
さっそく、上記の3つのポイントを、さらに具体的にお話しします。
こだわりポイントが10個ほどピックアップし、優先順位を決めましょう
まずはじめに、こだわりたい部分を10個ほどピックアップしてみましょう。
アクセスがいい・料理がおいしい・グッズの持ち込みをしたい(持込料がかかるかどうか)・会場の雰囲気が自分たちに合っているか・ゲストの宿泊部屋が必要・希望のゲスト人数を収容できるか・気の合うプランナーがいい・自分たちがしたい演出ができるか・貸し切りがしたい・ほかの花嫁と会いたくない・予算が〇〇万以内・ガーデンが付いているところがいい・バリアフリーに対応している
などです。
なぜ10個なのかというと、ある程度ピックアップしていた方が、より会場を絞りやすいからです。
結婚情報誌やサイトを見たことがある方はお分かりかと思いますが、日本にはみなさんが思っている以上にたくさん式場があります。
ある程度具体的に10個程度はリストアップしておいた方が、後から絞っていく時間を短縮できます。
一方で、少ししかピックアップできないとなると、たくさんの式場から数か所をピックアップするのに、時間がかかりすぎてしまう可能性があります。
「駅近がいい」「宿泊施設が必要」「料理がおいしい」だけだと、駅近のホテルはほとんど当てはまります。なので、ピックアップするこだわりポイントはだいたい10個ほど選んでみましょう。
そして、ここで大切なのが、その中で優先順位も決めておくことです。
10つのこだわりをすべて叶えてくれる式場はない可能性が高いので、優先度が高いものにたくさんあてはまる式場を探しましょう。
10個もこだわりポイントがない場合は、ネガティブなこだわりを見つけましょう
「10個もピックアップするの?!」「そんなこだわりがないし、金額だけ抑えれたらどこでもいい」という方も中にはいらっしゃるかと思います。
実際に私がウェディングプランナーとをしていた際は、そのようなお客様はたくさんいらっしゃいました。
ですが、そのようなカップルも、必ず10個は「こだわり」があるはずです。
- 金額が安ければ、遠方ゲストが多いにも関わらず、駅からバスで1時間かかるような場所でもいいのでしょうか?
- 金額が安ければ、料理の質が落ちてもいいでしょうか?
- 金額が安ければ、会場のコーディネートが数少ない雛形からしか選べなくてもよいのでしょうか?
上記の質問に、首を縦に振れない場合は、それも「こだわり」です。
「○○がしたい・○○がいい」というこだわり → ポジティブ(肯定的)なこだわり
「○○はしたくない・○○はいやだ」というこだわり → ネガティブ(否定的)なこだわり
ポジティブなこだわりがない人は、ネガティブなこだわりをピックアップした方が、よりスムーズに結婚式場を絞れます。
必ずその結婚式場の先輩カップル体験記を読みましょう
この段取りを忘れる方は非常に多いのですが、この作業を怠ると、実際に見学に足を運んだ際に「イメージと違った」「実際はもっとこういうイメージだった」と内容と大きなズレが生じてしまう場合があります。
もちろん、結婚式場の公式サイトや式場紹介サイトのに掲載されている写真を見ることも必要ですが、実際に式を挙げた際の写真や口コミだと、その式場の「リアル」が見れます。
口コミの内容については、コメントされた人の主観が入っているため読みすぎるのもあまり良くないですが、「料理がおいしい!」「スタッフの案内が丁寧!」というコメントがたくさんあれば、「料理にこだわりたい」「安心したサービスを提供してほしい」というカップルは、その式場を候補にあげる一つのきっかけになるはずです。
「なんとなく」で選ぶのは避けましょう
さて、これまでに式場を選ぶコツを3つほど提案しましたが、中には「なんとなく人気だから」「最近CMでみるから」と、下調べをせずに、なんとなく会場を絞り、なんとなく式場見学へ行かれる人もいます。
もちろん、人気な式場は、人気である理由が必ずあるので、そのような結婚式場から見学するのももちろんいいですが、「なんとなく」で選ぶと、どの会場を見ても「これだ!」という決め手が見つからず、結局再度式場を選び直すということになりかねません。
また、下調べをせず式場見学へ行くと、一番最初に見学した式場は、あなたが初めて自分たちの結婚式を実際にイメージする場所でもあるため、「(なんとなく)ここがいい!」と勢いで即決してしまう可能性もあります。
もちろん即決が悪いと言っているわけではありません。
よく考えずに「なんとなく」即決をしてしまうと、あとから「自分たちのこだわりを伝えておけばよかった……」という気持ちになる可能性もあり、現に私もプランナー時代にそのようなお客様をたくさん見てきました。
そうならないためにも2人の中である程度こだわりを絞っておくことが、スムーズに会場見学を行うポイントです。
さっそく結婚式場を選んでみましょう
それでは、結婚式場選びのおさらいです。
- こだわりポイントが10つほどピックアップし、優先順位を決めましょう
- ネガティブなこだわりを見つけましょう
- 必ずその式場の先輩カップル体験記を読みましょう
お互いが共働きなどで、話し合う時間がなかなか作れないカップルさんは非常に多くいらっしゃいます。
はじめにお互いのこだわりポイントをピックアップをしてから、結婚式場選びに入るのがオススメです。
そして、もしお互いがこだわりポイントがたくさんあってまとまらない!という方は、見学時には、メモを見ながらでよいので、担当プランナーに1つずつ聞いてみましょう。
たくさんあったとしても、相手はプロのプランナーさんなので、「できるのか」「できないのか」「できない場合の代案」を丁寧に答えてくれるはずです。
結婚式場を決定し、成約をした後に、自分たちが「多分できるだろう」と思っていたことがとができないなんてことがないように、あらかじめ不安要素を1つずつ潰しておきましょう。