

この記事を読まれているあなた
「結婚式をしたくない」と思ってこの記事にたどり着きましたね。
結婚式をしたくない
このように思う方は、あなただけではありません。
ちなみに、私は「どうしても結婚式をしたくない」ということであれば、しなくてもいいと思っています。
ただし、時と場合によっては、挙げたほうが今後の人生がよりスムーズに進むこともあるということもあります。
その理由も含めながら、この記事を読んで「結婚式をしたくない」と思っている人が「結婚式をしない」という選択肢を前向きにとらえていただくこと
そして「結婚式をしてもいいかも」と少しでも結婚式に可能性を感じていただければと思います。
Contents
「結婚式をしたくない」という人が年々に増えてきています


《参照:平成27年厚生労働白書》
このグラフは「結婚をしない人の推移」ですが、2035年の生涯未婚でいる人の割合は、男性は3割、女性は約2割という結果がでています。
結婚をしない人が増えている中、結婚式をしない人の割合が増えてきているのも事実です。
そして
「結婚式をする意味が分からない」
私がウェディングプランナーをしていたときも、結婚式をすると決めて式場見学に来られたお客さんでさえそのようにおっしゃっていた方もいました。
結婚式をしたくない理由TOP3
- お金がかかるから
- 目立つことが苦手だから
- 必要ないと感じるから
《参照:ぐるなびウェディング》
①お金がかかるから

結婚式(挙式・披露宴・披露パーティー)に掛かる平均費用は総額357.5万円
ゲストからのご祝儀平均総額は232.8万円
自己負担平均総額は142.8万円
《参照:ブライダル総研「挙式、披露宴・披露パーティに関する費用」》
ご祝儀でカバーができるといっても、自己負担額だけを見ても結構な費用ですね。
「結婚式を挙げなければ、その費用をハネムーンや新生活に充てられる」という人、もしくは「そもそも貯金がなく結婚式を挙げることが厳しい」という人もいます。
費用問題は、今後の結婚生活でも避けられない問題でもあるため、今後の生活と結婚式の価値を比較する慎重派が増えてきたように思います。
②目立つことが苦手だから
そもそも、人の前に立つことが苦手。人前で喋ることはもっと苦手という人が多いということです。
たくさんのゲストの前でマイクを握って喋るのは、少し緊張しますよね。

また、男性よりも女性のほうが目立つことが苦手でなるべく避けたいと思う傾向があるそうです。
この理由が2位にランクインするということは、「しんどい思いをしてまで結婚式をしたくない」と思う人がたくさんいるということですね。
③必要ないと感じるから
そもそも、結婚式に必要性を感じていないということです。
わざわざ会社の人、友人、遠い親戚を呼んでまでして結婚式をすることに価値を見出せない。
これは、1位とも関係していて、「必要性がない」から、「必要性のない結婚式にお金かけたたくない」という考えです。
以上が結婚式をしたくない理由のTOP3です。
あなたはいくつ当てはまりましたか?
どれも「そうそう!」と思いましたか?
ただ、したくない理由が分かっているのに、「結婚式をするかしないか」で悩んでいるのはなぜでしょうか?
あなたがすんなりと「結婚式をしない」という決断ができない理由

それは、結婚式はあなただけが決めるものではないからです。
結婚式とは、婚姻を成立させるため、そして確認するための儀式です。
結婚相手や、両家親族、そして周りからの「結婚式をしないの?」というプレッシャー
もちろん、結婚相手や、両家両親とも「結婚式はしない」と意見が一致しているのであれば、しなくてよいかと思います。
ただ一方で、自分だけが意見が食い違っている場合
- 結婚相手は「結婚式をしたい」といえば「したいと言っているのにしないのは申し訳ない」
- 親が「結婚式はしてほしい」といえば「花嫁姿を見せてあげて親孝行したほうがいいのかな」
- 周りから「結婚しないの?」と聞かれれば「しなかったら、周りからどう思われるんだろう?」
いろんなしがらみがありますよね。
ウェディングプランナー時代、
新婦はしたいけど、新郎は興味がなく打ち合わせに全くこないカップル
新婦はしたくないけど、新郎は会社での体裁があるためしたいというカップル
二人とも結婚式はしないつもりだったけど、両親がしてほしいというから挙げるというカップル
様々カップルを担当しました。
そこで思うのが、「結婚式をする」という意見が通りやすいということです。
「結婚式はするもの」という考えが根付いているため、「したくない派」の意見は「わがまま」として捉えられがちです。
確かに、「結婚式をしたくない理由」をきちんと周りに説明しなければ、これは単なるわがままになってしまいますね。
しかし、「結婚式をしたくない」という気持ちに「きちんと理由がある」のであれば、それはわがままではありません。
説明もせずに「私だけ意見が違ってつらい」と塞ぎ込むのでなく、きちんと相手にあなたの気持ちを説明をすることがまず第一歩です。
ただ注意することは、「あなたの意見を貫き通すのは避ける」ということです。
これは、今後のあなたの人生を左右することです。
先ほども言ったように、結婚式はあなただけが決めることではありません。
結婚式は、両家のつながりを確かめるものでもあるため、きちんと話し合って、お互いの「妥協点」を見つけることが大切です。
妥協点を見つけて解決口を見つけましょう
例えば…
お金がかかるからしたくない
予算を決めて、お金がかからない結婚式をする
結婚式はお金が掛かるイメージですが、最小限の金額に抑えることは可能です。
予算(自分たちで払える金額+ご祝儀+両親からの援助)をきちんと整理をして、手作りできるものがあれば持ち込んだり、衣装もなるべく予算内から選ぶなど、費用を抑える手段はたくさんあります。
目立つことが苦手だからしたくない
家族だけで挙式+仲の良い友人たちと1.5次会のような小規模のパーティー
結婚式では、たくさんのゲストを呼んでお披露目をするイメージがありますが、親族だけ、もしくは家族だけで挙げるカップルもたくさんいます。
目立つのが嫌で結婚式をしたくないけど、結婚相手は、友人も呼んでパーティーをしたいとなれば、1.5次会のような小規模のパーティーもオススメです。
もちろん2人が主役にはなりますが、ステージもなく、ゲストと一緒にする大きな飲み会のようなカジュアルな雰囲気の中で行えます。
必要ないと感じるからしたくない
あなたは「結婚式は必要ない」と思っているけど、相手や家族は「したい・してほしい」と思っているのならば、家族だけ、親族だけ、または仲の良い友人だけでの披露宴をする
ただし、「結婚式をする必要性が感じられないし、そのようなものにお金を払いたくない」というのであれば、先ほどもお話したように、なるべく費用を抑える方法で一度検討してみましょう。
結婚式をしなかったあとの未来を想像しましょう
上記の方法で、「妥協点」を見つけてみた上で、「それでもやっぱり結婚式はしたくない」という人は、結婚式をしなかったあとの未来を想像してみましょう。
- 「結婚式をしない」という自分の意見を貫き通してしまい、結婚相手とぎくしゃくする仲になってしまった
- 結婚相手と些細なことで喧嘩したとき、話し合いでの解決ではなく「結婚式をしてないし離婚すればいいか」と考えるようになってしまった
- 両親に花嫁姿を見せて親孝行をしておけばよかった
- 相手の両親との関係が悪化してしまった
これは、よくネットで「結婚式をせずに後悔したこと」でピックアップされているものです。
今は結婚式をしたくなくても、その後の結婚生活で上記のようなことになってしまう可能性があるとしたら、少し不安になりませんか?
一方で、もしあなたと周りで妥協点を見つけた上で、なんらかの形で「結婚式」を挙げることができた場合、それは、あなたも周りの人たちも、きちんと相手の気持ちを尊重した上で出した答えとなります。
これは、今後の結婚生活で、とても強い信頼に変わるはずです。
ただし、これは「きちんと計画的に結婚式をした場合」に限ります。
例えば、あなたは「貯金が少なく、結婚費用に充てられるお金に限りがあるから挙げたくない!」と思っているけど、相手は「それでも結婚式はしたい!」と言っている場合、
話し合いをして、仲の良い友人だけを呼んで1,5次会をして費用を抑えるいう話になったけれど、何にどれだけ費用が掛かるかきちんと調べておらず、結果的に予算オーバーしてしまった。
この場合、「結局お金かかったじゃん。結婚式をするんじゃなかった」となってしまっては、とても残念ですよね。
「費用面が気になる」のであれば、予算をたてて、その予算に見合った内容で打ち合わせを進めることが大切です。
きちんと、話し合いをして、予算を把握し結婚式を挙げられていたら、あなたも「希望の金額で結婚式ができてよかった」と思えるし、
結婚相手も「それでもお金はかかったのに、自分の気持ちを尊重してくれてありがとう」となるはずです。
そして、そのようにして結婚式をしたカップルは、必ず「結婚式をしてよかった」と思うはずです。
私自身、プランナー時代は結婚式を終えたカップルから「最初は結婚式をすることに抵抗があったけど、できて本当に良かった」とたくさん声をかけてもらいました。
そしてこれは本人たちに限らず、ご家族からもよくお礼として言われる言葉です。
何回も言いますが、結婚式はあなただけが作り上げてするものではありません。
結婚式は「すり合わせ」が大切
結婚式をするかしないかで悩んでいる場合、結婚相手、両親など周りの人とのすり合わせがとても大切です。
お互いが得をする妥協点を見つけて、新しい意見を作り上げること。
意見が割れた時、異なったアイデアが浮上した時は、お互いが損をしない妥協点をみつけること。
《引用:Meaning Books》
これは結婚式だけではなく、結婚生活でもとても大切なことです。
自分の意見が通らないこともたくさんあると思いますが、それは結婚相手も同じです。
きちんと「すり合わせ」をして、結婚式について再度考えてみましょう。
きちんと「すり合わせ」をして答えを出せば、「結婚式を挙げない」選択をしても、必ず明るい未来が待っていますよ。
未来のあなたの幸せのために、今「すり合わせをしましょう」

- 結婚式は「しなくてもいい」ですが、自分の気持ちを突き通すのはNG
- しっかりと「すり合わせ」をして妥協点を見つけましょう
- 結婚式をしなかったときのデメリットをきちんと理解しましょう
冒頭でも言いましたが、私は「したくないならば結婚式はしなくてもいい」と思っています。
ただし、周りからのプレッシャーや周りとの意見の食い違いを気にして一人で悩むのはあまり効率的ではありません。
誰にも相談せずに自分だけが我慢をしたり、逆に周りの意見を聞かず自分の思い通りに話を進めた場合、今後の人生必ずどこかで後悔をするときが来ます。
周りの人としっかりと「すり合わせ」をして、「結婚式をするかしないか」を決めましょう。
そうしたら、未来には必ず笑顔で楽しい結婚生活を送っているあなたがいるはずです。